偏見や差別と戦いながらひたむきに自分の職務を全うし、さらになかなか認められない状況でも腐ることなく自分を高めることを惜しまない姿にただただかっこいいと感嘆します。
夢に諦めそうな時、先が見えない行き詰まりを感じている時などに、ぜひ見てほしいです。
映画ドリームの基本情報
劇場公開日:2017年9月29日
再生時間:127分
映倫区分:G(どなたでもご覧いただけます)
配給元:20世紀フォックス映画
あらすじ
幼い頃から天才的な数学の才能を持っていたキャサリンは、NASAで有人飛行に向けた特別研究本部の計算係として呼ばれるが、周りは白人男性ばかりでまともな書類を渡してもらえないし、用を足すのさえ遥か遠い非白人用トイレに遠征しなくてはならず、オフィス環境は最悪。
常勤で技術部計算係への勤務が決まったメアリーは上司の勧めでエンジニア養成プログラムの参加を申請するが、プログラム参加には白人しか通えない学校での講座受講が条件に。
辞めた上司の穴埋めを2年間も続けるドロシーは、管理職への申請をしても承認されない上に白人女性からは見下され、2人に比べて進まない自分のキャリアに悩む。
それでも3人は、それぞれひたむきに夢を追い続け、問題に立ち向かっていく。
キャスト・スタッフ
監督:セオドア・メルフィ
製作:ドナ・ジグリオッティ、ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ファレル・ウィリアムス、セオドア・メルフィ
製作総指揮:ジャマル・ダニエル、ルネー・ウィット、イバナ・ロンバルディ、ミミ・バルデス、ケビン・ハローラン
共同製作:キンバリー・クイン
原作:マーゴット・リー・シェッタリー
脚本:アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィ
撮影:マンディ・ウォーカー
美術:ウィン・トーマス
衣装:レネー・アーリック・カルファス
編集:ピーター・テッシュナー
音楽:ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォルフィッシュ
キャサリン・G・ジョンソン:タラジ・P・ヘンソン
ドロシー・ボ―ン:オクタビア・スペンサー
メアリー・ジャクソン:ジャネール・モネイ
アル・ハリソン:ケビン・コスナー
ビビアン・ミッチェル:キルステン・ダンスト
ポール・スタッフォード:ジム・パーソンズ
ジム・ジョンソン:マハーシャラ・アリ
ルース:キンバリー・クイン
ジョン・グレン:グレン・パウエル
レビ・ジャクソン:オルディス・ホッジ
家族で見れる度・見どころ
家族で見れる度:★★★★
映倫区分はGでどなたでも見ることができる区分ですが、小さい子は難しい内容で飽きてしまうと思います。
早くて小学生高学年からかと。
でも、将来に悩む中高生には何か得られるものがあるのではないかと思います!
キスシーンはありますが、そわそわしてしまうようなお色気シーンはないです。
デモや暴動が起きていることを思わせるシーンやニュースは出ますが、直接的な暴力シーンは特にないので、。
見どころ
彼女たちの発する言葉ひとつ一つが、仕草ひとつ一つ本当に刺さります。
「正しいことをする人が正しい」、「前例になるしかないのです」、「ご存知でしたか?」、「そう思い込んでいることを」どこでどのように言われたセリフか具体的には書きませんが、その時々の凛とした表情、悲痛な叫び、どれをとっても本当に胸をぐりぐり刺される!
その他のちょっとしたシーンでも彼女たちの葛藤や不満、やるせなさ、自分ではどうにもできない不自由さなどが痛いほど伝わってきて、実話で作られた話なので、実際のご本人が感じていたものは映画で感じられる以上にもっと深刻で切実なものだったでしょう。
NASAには彼女たちの功績を讃えて、名前のつけられた施設(誰の名前かは作中で♪)があるとのことなので、行ってみたい!と思いましたねー!
日本には、残念なことにいまだに家事育児、家のことは女の仕事であったり、若い女はお茶汲みと接待に、なんて古い考え方を持つ方がいらっしゃり、閉塞感を感じたり、実際に仕事で正当な評価を受けられなかったりします。
改善されてきているとはいえ、まだあるのが事実。
でも、この映画ドリームを見ていると、そんな考えを跳ね返して、どんどん前に進んでいこうという勇気がもらえます。
皆さんにも、その勇気を感じて受け取ってほしいです。
映画ドリームのポンコツ汁的感想
もう本当にカッコ良すぎる!の一言です!!
三者三様に与えられた試練にしっかりと向き合い、戦い、立ち向かっていく姿は、皆さん凛としていて、本当にかっこよく、こんな女性になりたいと心の底から思います。
当時の時代背景では、もし規則を破れば即クビで、最悪死さえも考えられるという環境で生き、働くということは、どれほどの精神的疲労があったか私には想像すらできません。
そんな中でも諦めず腐らず、ひたむきに仕事に向き合っていったことで認められるというのは、現在を生きる私は嬉しくて泣くかもと思ったのですが、劇中の彼女たちは涙は一切見せず、認められた後も淡々と業務をこなしています。
それはきっと、やっとかという気持ちだからかなと思いました。
彼女たちからしたら当たり前に得られるはずのものさえ得られなかったのが、やっと相応しい立場、環境を得られるようになったのだから、それが当然であり、泣くほど喜ばしいことではなく、当たり前のことだから、いつでも凛とした姿だったのかなと思いました。
また、NASAで働く人々なので、彼女たち以外の方々もとても優秀な方ばかりなのでしょうが、肌の色で態度や言葉を変える人って優秀な人には見えないってこと。
それは、この黒人差別だけにとどまらず、人を見た目で判断して見下す人や自分が優秀だと社会的立場や経済力をひけらかすような人も同じことが言えるでしょう。
とはいえ、わかりやすく差別したり偏見を持っている人よりも、作中にあったように偏見を持っていないと思い込んでいる人が一番問題であり、厄介なのは確かです。
自分がこれは偏見じゃない、差別してないと思っている行動が実は誰かを傷付けることのないようにしたいなと気付かされた作品でした。
映画ドリームを無料で見る方法
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