３２７カットのリテイクや再ダビングしてクオリティアップした真生版が10/4に公開される「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。
真生版はR15＋に映倫区分も引き上げられ、よりおどろおどろしく、より恐怖を感じる映画になっているのかな？PG12版も怖いのかな？「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は子どもと見れる？
結論！怖いの苦手な子は見れませんー^^;
映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎の基本情報
劇場公開日：2023年11月17日
再生時間：104分
映倫区分：PG12（12歳以上推奨作品。視聴に当たっては保護者の同伴・配慮が必要です）
配給元：東映
あらすじ
戦争からの復興を遂げつつある昭和31年。
戦争帰りの水木は、帝国血液銀行で重役への昇進を虎視眈々と狙っていた。
そんな中、取引先の社長の父親が亡くなったとの知らせを受け、弔問に伺うという建前の元、ある密命を背負って人里離れた村を訪れる。
そこで、水木は妻を探しにきたという「ゲゲ郎」に出会い、次々と起こる謎の事件に巻き込まれていく。
スタッフ・キャスト
監督：古賀豪
原作：水木しげる
脚本：吉野弘幸
キャラクターデザイン：谷田部透湖
美術監督：市岡茉衣
色彩設計：横山さよ子
撮影監督：石山智之
音楽：川井憲次
製作担当：澤守洸、堀越圭文
制作：東映アニメーション
鬼太郎の父（かつての目玉おやじ）：関俊彦
水木：木内秀信
龍賀沙代：種崎敦美
長田時弥：小林由美子
龍賀時貞：白鳥哲
龍賀時磨：飛田展男
龍賀孝三：中井和哉
龍賀乙米：沢海陽子
龍賀克典：山路和弘
龍賀丙江：皆口裕子
長田（龍賀）庚子：釘宮理恵
長田幻治：石田彰
ある謎の少年：古川登志夫
鬼太郎：沢城みゆき
ねこ娘：庄司宇芽香
山田：松風雅也
目玉おやじ：野沢雅子
家族で見れる度・見どころ
家族で見れる度：★★
映倫区分はPG12なので、12歳以下でも保護者の同伴・配慮があれば見れなくもないですが、かなり大人向けの内容です。
大人が楽しむ妖しい世界、かな？
12歳以上でも戦争や凄惨な光景が苦手な子にはお勧めできません。
逆に、妖怪や隠り世の妖しさが好きな子には面白くみれるかもしれませんが、人間の欲深さや残忍さ、異常さなどは避けられませんので、その点注意が必要だと思います。
喫煙、飲酒、暴力、暴言のフルコンボですw
お色気シーンはありません。
見どころ
え、目玉の親父、かっこよくね…？
一見やる気なさそうなのに、戦わせると強いキャラが大好物なポンコツ汁は全く予想だにしないところでキュンキュンしました…！！
しかも、嫁に優しいだと？！けしからん！！
ゲゲゲの鬼太郎ではお椀風呂に入ってのほほんとしてたり、指示してるだけの印象だったのですが、体ちゃんとあったらすっごい動くじゃん！w戦ってるじゃーん！
声も野沢雅子さんのイメージでしかなかったので、驚きでした！
そんな人だとは思っていなかったので、思わぬ収穫〜♪w
映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のポンコツ汁的感想
完全に大人向けのアニメですね。
私自身ゲゲゲの鬼太郎は子供の頃に地上波でやっているのをタイミングが合った時にチラッと見た程度で詳しくはありませんし、なんならほとんど忘れているくらいなのですが、子供心に自ら好んで見れるアニメじゃないなーと思いながらも見ていた記憶がありますw
その子供がちょっと怖いなーと思うアニメを大人でもちょっと怖いなと感じるほどに作り上げられた作品でした。
戦争のシーンもあるし、結構惨いシーンも多い。
さらに、何より人間の欲深さやその欲から異常なほどの残忍さが生まれていくところ。
人は時として、我が身可愛さゆえに実の子や孫にでも手を挙げられるし、多くの命を犠牲にできるという愚かなところは、そういう世界を生きてみないと分かり得ない異常さなのだろうと思いますが、誰しもそういう要素は持っているのだろうと思いました。
ただのフレネミーとかいう言葉で片付けられるような簡単なものではなく、そういう環境が人間の異常さを引き出すのだろうなと。
戦争もそうですし、人里離れた山奥の隔離された村になんて日本の法律が通らないところもあの時代には多くあったことでしょう。
そういう環境から人の妬み嫉み、村八分にはなりたくない恐怖などが大きくなり、こっそりと処理したことが妖怪の仕業になったのかも、なーんて考えてみたり。
そういうところまで、深く時代背景や環境・状況を考えてみれるようにならないとこの作品を深く楽しむことは難しいのではないかなと思いました。
私個人としては考えることも得ることも多く、ゲゲゲの世界にちょっとハマりそうかもと思っちゃいましたねw
この映画はゲゲゲの鬼太郎アニメシリーズの第6期をベースに作られているそうなので、ちょっとゲゲゲの鬼太郎シリーズ見直してみようかなー。
関連リンク
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