劇場公開されなかった私的幻の映画!!
競馬・競走馬に詳しくなくても、手に汗握るレースシーンに、戦う母の奮闘に誰もが応援したくなるはず!!
映画セクレタリアト 奇跡のサラブレッドの基本情報
劇場公開日：2010年10月8日（アメリカ）日本では劇場公開されていません。
再生時間：123分
ディズニー内の区分：PG（一部内容が子供向けではない可能性があり、保護者の判断が必要）
配給元：ディズニー
あらすじ
ある日母親が亡くなったと知らせを受けた４人の子供を持つ主婦のペニーは実家の競走馬の牧場へ向かう。
父はすっかり衰え、経営していた牧場の管理もままならない。
やむを得ず牧場や馬を売却し、整理することになるが、ペニーは父が残した子馬に可能性感じる。
詐欺まがいのことをしていた調教師を首にし、新たな調教師を探さなければならなくなったり、莫大な相続税を払わなければ牧場も馬も手放さなければいけないなど、次々起こる問題の中でも子馬は次々とレースに勝っていく…
キャスト・スタッフ・日本語吹き替え版声優
監督：ランダル・ウォレス
製作：ゴードン・グレイ、マーク・シアーディ
製作総指揮：ビル・ジョンソン、マイク・リッチ
原作：ウィリアム・ナック
脚本：マイク・リッチ
撮影：ディーン・セムラー
美術：トム・サンダース
編集：ジョン・ライト
音楽：ニック・グレニー＝スミス
ペニー・チェネリー：ダイアン・レイン（日本語吹き替え版）佐々木優子
ルシアン・ローリン：ジョン・マルコヴィッチ（日本語吹き替え版）樋浦勉
エディ・スウェット：ネルサン・エリス（日本語吹き替え版）江川央生
ロン・ターコット：オットー・ソーワース（日本語吹き替え版）小森創介
セス・ハンコック：ドリュー・ロイ（日本語吹き替え版）土田大
オグデン・フィップス：ジェームズ・クロムウェル（日本語吹き替え版）小島敏彦
クリス・チェネリー ：スコット・グレン（日本語吹き替え版）柴田秀勝
ジャック・トゥイーディ：ディラン・ウォルシュ（日本語吹き替え版）堀内賢雄
エリザベス・ハム：マーゴ・マーティンデイル（日本語吹き替え版）秋元千賀子
ブル・ハンコック：フレッド・ダルトン・トンプソン（日本語吹き替え版）藤本譲
ホリス・チェネリー：ディラン・ベイカー（日本語吹き替え版）森田順平
ケイト・トゥイーディ：AJ・ミシェルカ（日本語吹き替え版）竹田まどか
家族で見れる度・見どころ
家族で見れる度：★★★
動物も同じ命であり、動物であっても尊厳をもって接するようにと教えているご家庭では競走馬を題材にした話に抵抗があって当然だと思います。
作中で馬を痛めつけたり、目を背けたくなるようなシーン、鞭を打ちすぎているようなシーンは見受けられませんが、そもそも競走馬ですのでジョッキーは鞭を持っています。
賭けを行っているシーンもありませんが、舞台は競馬場です。
人に対する暴力的なシーンも、お色気シーンもありませんが、お子さんと見る場合は競走馬・競馬が題材の映画だということを事前に話しておくなどの配慮が必要でしょう。
小さいお子さんには難しく、飽きてしまうだろうシーンも多いです。
いずれにしても親御さんの判断でお願いいたします。
作中ではセクレタリアトは最大限大事にされています。
見どころ
自宅と実家を行き来しながら、二重生活を送るペニーに夫のジャックはいい顔をしません。
実家の競走馬を出場させることで、旧姓で呼ばれることにも夫は不満げ。
家庭にいない間に子供達がヒッピーになったのは君のせいだと言いたげ。
こういうのって、いまだにどこの家庭でも大小問わずあることじゃないでしょうか。
心配することも相手を思ってのことだと思いますが、最も身近なパートナーにはどんなことであれ、100％の応援をしてほしいと思うのは私だけではないでしょう。
特にペニーは圧倒的に男性社会の競走馬・競馬の世界に素人で飛び込んだのだから、なおのこと応援してほしかったのではないかなぁと思います。
そういった夫婦のやり取りや子供たちとの関わりも女性、母親ならではの苦悩が描かれていて、女性・母親ならば共感できるところが多いのではないかと思います。
映画セクレタリアト 奇跡のサラブレッドのポンコツ汁的感想
私は競馬のこと、競走馬のことは全く何一つわかりません。
プロの方や好きな方が見るとレースのシーンに不満が…ということがあるかも知れません。
でも、結婚や出産で自分のキャリアや夢を諦める葛藤や夢をもう一度追いたいと願う気持ちはよくわかります。
元々ペニーが父親から馬のことについて教わっていて、父が計画していたことに可能性を感じるならばそれを引き継ぎ、賭けてみたいと行動したことに、私は理解できますし、共感もできます。
競走馬・競馬を題材にした作品なので、女性からの人気は得にくかったためにヒットしなかったのでしょうが、ぜひ競馬も競走馬も知らない女性、特にママに見てほしい作品です！
無理と言われても気にしない！あきらめないわ！後悔しながら生きるのはイヤ！
夫のために家族のためにあきらめて得たものは、何物にも変え難い大切なものであることに変わりはありません。
子どもの成長を一番そばで見守りながら送る日々もかけがえのない毎日です。
でも、私にも一人の人として小さな頃から夢があった。
妻でも母親でもなく、私としての人生を生きることを諦めたくない。
そう思う方は少なくないのではないでしょうか。
そんな方々にぜひ見てほしい。
私は勝ったわ。あきらめずにここまで来た。自分のレースをした。次はあなたの番
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